伝統木造建築物の設計法セミナー開催

伝統木造建築物設計法作成の委員会をはじめとして、伝統構法の適判送りが決まってからの沈滞ムードを巻き返す動きが活発になっています。こうした流れの一環として、私たちがいつもお世話になっている雇用・能力開発機構の奈良センターで「伝統木造建築物の耐震診断と補強設計セミナー」が開講されることになりました。検討委員会委員長の鈴木先生のお計らいで、限界耐力計算の手法だけでなく、木材の劣化についても最先端のお話が聞けるようです。もちろん限界耐力計算もしっかりと教えていただけますので、すぐに実務に応用できると思います。奈良県の建築士が優先的に受講されますが、まだ若干名の余裕があるようですので、興味をお持ちの建築士の方は急いで申し込んでください。(川端)
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# by moritomizunokai | 2010-08-05 10:13 | 木造住宅のこと  

土壁のこと

このところ土壁についていろいろと考えていました。断熱性が低いのにどうして気持がいいのか。難しいことはわかりませんが、「室内温度に土壁がどの程度影響するか」くらいのことなら計算してみることはできるかと言うことで、やってみました。条件を簡単にするために、4メートル四方、天井高2.5メートルの建物(プランAとします)と、それが4個、田の字型に組み合わさった建物(プランBとします)を想定しました。窓は1つの部屋に掃き出しと腰窓が1個づつついています。各部の仕様は、
 天井板(厚9)+住宅用グラスウール(厚100)
 壁Ⅰ土壁(厚60)+空気層(厚30)+板(厚15)
 壁Ⅱ石膏ボード(厚12)+住宅用グラスウール(厚100)+サイディング(厚15)
 床板(厚15)+ポリスチレンフォーム3種(厚40)
 開口部アルミサッシュ+普通ペアガラス
としました。
熱貫流損失の計算結果は、プランAの場合、壁Ⅰは壁Ⅱの2.7倍、プランBでは1.8倍もあります。しかしここで、床の断熱材をやめて計算しなおすと、プランAは1.55倍、プランBではなんと1.2倍に差が縮まります。昔の家が寒いのは床の断熱性能によるところが大きいのです。そして個人的にはこれが一番重要だと考えているのですが、住宅の冷暖房は局所冷暖房が圧倒的に多いので、外壁に面していない壁からの熱損失はあまり大きくないので、さらに床や天井の性能に左右されることになると考えられます。皆さんはどう思いますか。(川端建築計画 川端眞)

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# by moritomizunokai | 2010-07-01 15:04 | 木造住宅のこと  

甲賀市と北杜市の水中乾燥の現状

6月6日(日)に甲賀市で行っている水中貯木と天然乾燥を見てきました。乾燥中の丸太本数の多さから、実用に向けての取組みが分かりました(図1)。同日の夕方には山梨県北杜市の水中貯木(図2)と貯木後のアカマツ丸太の天然乾燥(図3)の状況を見てきました。今後は、定期的に貯木と天然乾燥状況を報告できるように努力します。(定成)
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図1 滋賀県甲賀市で行っている水中貯木と丸太の天然乾燥

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図2 山梨県北杜市で行っている水中貯木

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図3 山梨県北杜市で行っているアカマツ丸太の天然乾燥
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# by moritomizunokai | 2010-06-07 12:15 | 貯水池実験  

京都で伝統構法フォーラムが開かれます。

平成20年度から始まった、「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会ですが、石場建ての検証を行わないなど、委員会を主導する学者が進めようとする方向と、実務者が望む方向と違うことがはっきりしました。こうした経緯を受けて、今年度からこの委員会のメンバーを刷新して、出直すようです。委員長が鈴木祥之先生、4つの部会が設けられ、それぞれに伝統構法を未来に繋げていかなければと考えておられる先生が長を務められるようです。詳しくはこちらのホームページに載っています。実は我が森と水の会からも宮内さんと私が実務者委員として参加しています。木造建築物を取り巻く状況が少しでも改善されるよう、力を尽くしてきたいと思います。そして、この委員会の広報の第一弾として、京都でフォーラムが開かれます。

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  日 時:平成22年6月5日(土) 13:30〜17:30(12:30受付)
  会 場:ひと・まち交流館 京都 2階大会議室
  住 所:京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1 [地図]
  参加費:無料(資料冊子配布付)
  定 員:先着300名
  お申し込み:こちらのオンラインフォームから申し込めます。
  プログラム:
      12:30 受付開始
      13:00 開場
      13:30 開会
         第一部:新委員会で何をめざすのか
         第二部:部会主査と実務者の対話で知る事業の具体的な方向性
      17:30(予定) 終了

参加費は無料ですが、申し込みが必要ですので、ここの「キックオフフォーラム申込み」から申し込んでください。(川端建築計画 川端眞)
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# by moritomizunokai | 2010-05-13 06:50 | 木造住宅のこと  

とうとう見てしまいました。

メキシコにやってきました。暑いけれど高地なのでさわやかです。そして日差しは強く、色が強烈です。バラガン第1号のカプチン派の修道院ではじめからKOパンチもらいました。そして今日はプリエト・ロペス邸、はっきり言って見なければわかりません。写真とまったく違います。(川端建築計画 川端眞)
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# by moritomizunokai | 2010-05-05 08:53 | 雑感  

カーンは神様か?

昨日の予告通り、今回の視察のメインイベントに行ってきました。
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これだけでわかる人は?
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正解は・・・ピンポーン。
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フィリップ ジョンソンも負けていません。
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おまけの安藤です。カーンには足元にも及びません。(川端建築計画 川端眞)
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# by moritomizunokai | 2010-05-02 12:51 | 雑感  

ダラス

テキサス州に着きました。眠いけど、視察です。
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軽くスナックでこれです。
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フォスター
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ペイ・・・恐るべし、やるな。
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すっかり馴染んでいる宮内さん。
明日はキンベル美術館です。(川端建築計画 川端眞)
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# by moritomizunokai | 2010-05-01 12:07  

GW始まる。

いよいよゴールデンウィークが始まりました。私は今成田のホテルにいます。明日の朝からまじめに視察に行ってきま~す。(川端建築計画 川端眞)
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# by moritomizunokai | 2010-04-29 23:00 | 雑感  

収穫が始まりました。

1年間溜め池に浸けておいた丸太を今週から引き揚げています。今日は三重から助っ人に来てくれました。(川端建築計画 川端眞)

ドイツから来られたマイスターを目指して増田さんのところで修行中の3人も一緒です。ドイツでも丸太を水に浸けるのは見たことがないとのことでした。
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増田さん、遭難しているみたいです。
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こちらは田上さん、このあとお約束通り、「沈」してくれました。
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もちろん宮内さんも頑張っています。
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どうです、よく浸かった丸太でしょう?
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# by moritomizunokai | 2010-04-15 12:26 | 貯水池実験  

密かにお祝い

今日は密かにお祝いをしました。家族で焼き肉に行っただけですが・・・。実は1月18日に申請していた確認が今日おりたからです。限界耐力計算による挟み梁構法の第二弾です。建築基準法が改正されて以来、適合性判定が必要になったことで、ほとんど確認が出されなくなってしまった計算ルートです。筋かいや金物、合板など、変形を許容しない要素は使用していません。柱脚も石場建てです。復元力特性は私的な実験による数値を使用した、まったくのオリジナルです。ただし、喜んでばかりもいられません。なぜなら仕様規定で設計した建物は、予期せぬ不具合で責任を問われることはありませんが、限界耐力計算は性能設計ですから、設計に不具合があればすべて設計者の責任です。ですから施工中の監理も気が抜けません。

今回の確認申請は滋賀県建築住宅センターで受けて頂きました。木造の限界耐力計算は門前払いするところが多いときいていますが、センターの山中さんや構造担当の真木さんの計らいのおかげで、スムーズに進みました。皆さんも滋賀県で申請される場合はセンターに出されるのがよいと思います。そして、1件でも多くの限界耐力計算による建築の実績を積み重ねていきましょう。

これで一応設計の責任は果たしましたので、施工に引き継ぎます。宮内さん、よろしくお願いします。

また、一連の実験で大変お世話になったポリテクカレッジの定成先生、大沢先生、ありがとうございました。(川端建築計画 川端眞)
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# by moritomizunokai | 2010-04-07 22:11 | 木造住宅のこと