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壁土の採取

現在、建築確認を申請中の石端建て住宅のための壁土の採取を始めました。通常は泥コン屋さんから買うのでしょうが、昔らかそこにある土で造っていたわけですから、できないわけはないとうことで、以前、宮内さんと山を見に行った時によい土があったのを思い出し、地主に交渉して分けてもらうことができました。赤い色をしていてとてもきれいです。今回は建て替えですので、解体する建物の壁土も混ぜて再利用します。土を少しもって帰ってきましたので、事務所で練って乾かしてみます。
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昼からは、カタパルトの家の中間検査でした。検査員の方のお父さんが大工だそうで大変興味を持たれ、1時間にわたって質問攻めにあいましたが、無事、合格しました。(川端建築計画 川端眞)
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by moritomizunokai | 2010-09-29 16:24 | 木造住宅のこと  

構造見学会

カタパルトの家の構造見学会を開催いたします。挟み梁構法第2弾、構造材はすべてヒノキの間伐材、その耐力を確認するための構造実験、石場建て(ほんとうは石ではありませんが)、限界耐力計算、メースンリヒータ、と今回も盛りだくさんです。ものづくりの楽しさを共感していただければ幸いです。(川端建築計画 川端眞)
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moritomizu@gaia.eonet.ne.jp にメールをいただければ案内をお送り致します。
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by moritomizunokai | 2010-09-14 13:59 | 木造住宅のこと  

金沢シンポジウム

昨日、「伝統的構法・・・」検討委員会の第1回シンポジウムが、金沢で開催されました。私も参加したかったのですが、自治会の仕事でどうしてもはずせませんでしたので、参加できませんでした。ところがこのシンポジウム、インターネットで中継されていました。今もここで録画がみられます。ちょうどシンポジウムの時間帯だけ時間がとれましたので、中継をみていました。画像や音声も問題なく、また、プロジェクターの映像も適切に映し出されて、そこにいるのと変わらない情報量だと感じました。こういう技術がもっと進むと、シンポジウム自体がインターネット上で開催されるようになってしまうのでしょうか。それはそれで少し違和感がありますが・・・。新委員会では実験の進め方も論理的ですし、石場建ての柱脚の滑りの評価、1階の腰下の重量の取り扱い(鈴木先生はM0(エムゼロ)効果と言われていました)など、これまで不確定だった部分が次々と解明されていくような期待が持てる内容でした。(川端建築計画 川端眞)
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by moritomizunokai | 2010-09-13 12:09 | 木造住宅のこと  

セミナー2日目

奈良セミナーの2日目に行ってきました。今日は午後からでしたので、午前中に平城宮跡をみてきました。朱雀門と太極殿、どちらもプロポーションが美しい。特に軒の出と反りは宮大工の腕の見せ所だったのでしょう。しかも住宅ではないので全くのシンメトリーです。構造的に有利ですよね。
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午後からのセミナーでは簗瀬先生の蟻害の講義と藤井先生の木材劣化の講義がありました。木材の劣化について、なんとなくわかったような気になっていますが、例えばカビと腐朽菌をきちんと区別して理解している人は少ないと思います。木造の建物を蟻害や腐朽から守る基本を教えて頂きました。また、伝統建築物について、藤井先生が興味深いお話をされました。先生曰く、堂宮の軒の出を大きくしているのは建物の耐久性を高めるためで、美しさはあとから付け足されたものとのこと。なるほどそういわれてみると時代の古い物には軒を支えるための柱がついているものがあります。古の匠達は建物を安全にかつ長持ちさせることと、美しさの両立に挑戦しつづけ、すぐれた技術だけが現在に引き継がれてきているのだとつくづく感じます。(川端建築計画 川端眞)
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by moritomizunokai | 2010-09-11 20:06 | 木造住宅のこと  

計算してみると・・・

巷ではエコな暮らし方をまじめに考えて、自ら実践しておられる方がたくさんおられます。ところがそういう方の考え方が思い込みであって、実際には無意味なこともあるようです。たとえば暖房を化石燃料に頼らず、薪ストーブにするとした場合、日本中の暖房を日本の森林でまかなえるのかという疑問がわきます。そこで勝手に計算してみました。計算条件は以下の通りです。
 日本の世帯数:4900万戸
 1世帯あたりの灯油使用量:268リットル/年
 灯油の熱量:48MJ/kg
 木材の熱量:17MJ/kg
 木材の比重:0.68
4900万×268×48/17/0.68/1000=約5450万立方メートル
日本の森林の年間生長量が7000万立方メートルですので一応成り立ちます。暖房が灯油だけでされていて、灯油が暖房以外に使われないといった乱暴な条件ですし、樹種もなにも一緒くたですけど、オーダー的にはほぼイコールなのが不思議です。(川端建築計画 川端眞)
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by moritomizunokai | 2010-09-06 22:48 | 雑感  

カタパルトの家、発進!

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建築確認が密かに下りてから、時間が過ぎてしまいました。ようやく挟み梁構法の第2弾、「飯道山(力道山ではない)を望む家」の建て方が始まりました。直射日光とベタ基礎からの反射熱で両面焼きグリル状態になりながら、大工さんたちはがんばっています。ちなみに温度計は正午で39度を指していました。
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建物の真ん中にある石碑みたいなものは実は蓄熱式のストーブです。本来は建物ができてから造るのですが、今回は訳あって先に造ってしまったので、建て方前に設置しています。
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宮内棟梁の繊細な仕事がわかるでしょうか。それにしても美しい木肌です。とても使い道のなかった間伐材だとは思えません。構造見学会を10月2日(土)に予定していますので、あら探しをしたい方は参加してください。
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この家は屋根が片流れのためか、三重の池山さんが発射台の家と名付けてくれました。でも、そのまま認めるのも癪ですので、カタカナにしてみました。(川端建築計画 川端眞)
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by moritomizunokai | 2010-09-06 16:28 | 木造住宅のこと  

伝統木造セミナー1日目

9月4日(土)、以前このブログでも紹介しました伝統木造セミナーの1日目に参加してきました。会場は雇用・能力開発機構奈良センターです。会場近くで花畑を発見、思わずシャッターを切ってしまいました。奈良センターは橿原市にあるのですが、橿原市は本薬師寺跡周辺(橿原市城殿町)の水田にホテイアオイが植えられていて、知る人ぞ知る撮影スポットになっています。
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お昼は、これまた会場近くのインドカレー専門店でカレーをいただきました。店員さんは(多分)インド人です。ナンは(多分)インドから取り寄せた炭火釜で焼いた本格的なものです。
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本題のセミナーですが、広島国際大学の斉藤先生による限界耐力計算の概要と立命館大学の須田先生による計算の手順を6時間にわたって講義していただきました。これまでわかったつもりになっていたことも、基本的な考え方を丁寧に解説してただいたおかげで、「なるほど」と納得することがたくさんありました。計算を簡単にするための割り切り方など、まったくもってよくできた設計法だとあらためて関心しました。(川端建築計画 川端眞)
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by moritomizunokai | 2010-09-06 16:03 | 木造住宅のこと