水中乾燥への想い

水中乾燥は泉岩太著『木材の乾燥』(昭和8年刊)のP.72~73に水乾燥(Soaking in water)として取り扱われ、伐木後製材までの期間中に生じる木材の干割れや腐朽を防止するための目的に行う作業であると述べられている。ため池などでの伐木後の丸太への浸水の効果は、確かにこの保存期間中の安全性の確保が重要な目的であったことは間違いないと思う。しかし、丸太材を水中に浸漬することで木材の組織に含有する樹液を浸透圧で滲み出すことによって乾燥割れや狂いを少なくすることができると考えている木材関係者も多数いる。生涯にわたって木材に触れてきた大工職人もそのような意見に賛同してくれる人も多くいる。水中乾燥は木材に関する貴重な経験談の一つである。もう一度木造住宅を建てていくシステムの中で考えていきたい技術であると思う。(定成)
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by moritomizunokai | 2006-04-24 18:23 | 水中乾燥実験とは  

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