伝統的木造構法の設計法作成委員会
2009年 04月 26日

ところで、こうして実験を重ねてつくられる設計法はどういった取り扱いになるのでしょうか。木造の限界耐力計算に関する解説書(いわゆる関西版)は私のもっているものだけでも4冊あり、設計者だけでなく、行政にもしっかり定着しています。また、関西版を利用して設計したことのある人なら、大変合理的で使いやすいと実感しているはずです。今回新たに設計法がつくられることによって、関西版が否定されるのではないかと心配しています。3年間の作業で解明できなかったことを禁止するのではなく、解明できたことで関西版を補強してほしいと思います。(川端建築計画 川端眞)
by moritomizunokai | 2009-04-26 10:29 | 雑感