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構造見学会のお知らせです

まだ先のことですが、来る3月3日と4日に構造見学会をおこないます。
「以前の家がそこに存在したことを思い起こさせるような家」、そして「今後長年住み継ぐことができる家」をめざして計画した「記憶を継ぐ家」です。外観は以前の家を思い起こさせる正統な民家建築(ただし住み心地のよい二世帯住宅に)、構造は限界耐力計算により伝統的な石端建てとし、構造材はすべて甲賀産の水中乾燥材を使っています。
60坪の平屋建てを支える200個を超える礎石、その上に立つ8寸(24cm)角、長さ6.5mの大黒柱、末口の直径が40cm、長さ11mになる丸太の地棟・・・。宮内建築の手で刻まれ、5日間かけて組み上げられた迫力の構造を、ぜひ見に来てください。
家の脇では、解体されて一旦役目を終えた壁土が、地元の山の土を足して練り直され、もう一度塗られるのを待っています。
尚、以前の茅葺きの家は解体の際、ご協力いただいて、実大の引き倒し実験を行いました。伝統構法の解明に大いに役立つ結果が得られ、近々報告書が発行される予定です。(川端建築計画 川端眞)
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moritomizu@gaia.eonet.ne.jp にメールをいただければ案内をお送り致します。

by moritomizunokai | 2012-02-12 16:50 | お知らせ  

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