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本当にサスティナブルな住宅とは

国では長期優良住宅のかけ声の下、訳のわからない基準をつくって安物の住宅を高く見せることに躍起になっています。日本の住宅が平均30年以内に取り壊されている最大の理由は建物の耐久性の低さではありません。ましてや耐震性なんかはほとんど関係ありません。そのことに早くから気付いて、住宅の価値を高めることによって住宅を長持ちさせることが本当のサスティナブルな住宅であると提唱しておられるのが、NPO法人住宅生産性研究会(HICPM)の理事長の戸谷英世先生です。
8月22日と29日の2日間にわたって、近畿職業能力開発大学校の専門短期過程として「サスティナビリティ社会を配慮した住宅の企画・計画技術」という短期講義に行ってきました。講師は戸谷先生と田島幹夫先生です。これまで国の役人がしてきた建築行政のいい加減さや、大手ハウスメーカーの不誠実さが今の価値の低い住宅を大量につくった原因であること。住宅地にはマスタープランとアーキテクチュラルガイドラインが必要なこと。定期借地権の利用方法など、さまざまなヒントをいただきました。
重税に苦しむ地主の皆さん、一緒に本当にサスティナブルな田園都市を造りませんか。(川端建築計画 川端眞)

by moritomizunokai | 2009-08-30 12:06 | 雑感  

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